今日は特殊教育学会のプレカンファレンスでした。
夏のビーチをイメージした楽しい仮想空間、僕は勝手に「数値海岸」と呼んでいたんですが、100人以上の参加者が集まって、大盛況でした。砂浜を動き回る丸いアバターが、蟹のように見えて(失礼)、なんとも可愛らしい雰囲気でした。
自分の発表の出来はともかく、尊敬する、井上・齋藤両氏と、改めて支援に関する考え方や志のような物が同じだと確認できて、嬉しい時間でした。こんな機会を提供してくれた、信州大学の下山先生、山梨大学の松下先生、筑波大学の佐々木先生(錚々たるメンバーですね..)には感謝しかないです。
そして、この企画の最も大事なポイントである「交流」が、遠隔でもしっかりできたいたのは、感激でした。ヴァーチャル立ち話をしてくれたみなさん、ありがとうございます。若い研究者(学生さん?)や、ベテランの先生、保護者さんとたくさんお話ができて、本当に自分にとって有意義でした。
コロナの先行きが見えず、本当であれば「一斉休校で悩んだよね、でもその時のことがこんな風に教訓になって…」というトーンになるはずが、実際はそんな楽観的な話にはなりませんでした。でも、改めて子供たちと直に向き合う現場の先生たちと課題を共有できたのは収穫でした。自分の主戦場は、知的な障害があったり、行動上の問題があったり、重度の肢体不自由があったりと、安易に「遠隔で授業ができる」とは言えない子たちとの学びの場です。当然のことながら、そこでの問題から目を逸らさず、これからも一つ一つ課題に取り組んでいきたいと思いました。
と言いつつ、波打ち際で、良く知った女子3人チームが、何かキャピキャピ(おじさん的妄想)話しているように、遠目に見えるのがなんともシュールな体験でした。
人間の想像力って素晴らしい。