矢吹駆、11年ぶりの帰還(間もなく) 書籍紹介 2022.09.13 昨日画伯に「今月、矢吹駆シリーズの新作出るよ」と伝えたら、「うおおお、まじかー」と電脳空間越しにもわかる興奮の返事をいただきました。同好の士がいるのは嬉しいことです。 笠井潔の「矢吹駆シリーズ」11年目の新作。第一作「バイバイ、エンジェル」から42年(!)の第7作。 自分がリアルタイムで読み始めたのは第4作の「哲学者の密室」からなので、そこからすでに30年。このペースで行くと最終作第10巻(連載中・笑)が出るのは、30年後?間に合うのか。自分もだけど、笠井先生(御年73歳)。 第4作「哲学者の密室」、第5作「オイディプス症候群」と来て、間に外伝的「青銅の悲劇」を挟み、第6作「吸血鬼と精神分析」見事に全巻自立する分厚さ。殴るとどれもかなり痛い。