ぱっとやれ:再考

以前は研修会のスライドでよく引用していた、中邑賢龍先生が若い頃に「ぱっとやれ」と言われたというエピソード。
重い障害を抱える方への支援の現場で、訪問してアセスメントして検討して次回の訪問でその調整を…なんてことではなく「今この場でぱっとやってくれ」と言われたという話。
中邑賢龍先生の素敵な話術のせいもありますが、自分はかなり影響を受けました。
その後は日々の支援や介入について、できるだけ「ぱっとやる」こと、できること、を軸に考える様に自分自身を方向づけています。

なかなか難しいですけどね。

仕事柄いろんな場所でICTに限らず、行動上の問題や、支援全体の方向性や、環境調整などで
「こういう場合はどうしたらいいんでしょう?」
と相談を受けます。あれをああして機器をこうしてチームでどうして情報共有を云々…なんて話ではなく
「まずはこれはやってるかな?やってなかったら試してみて」
最低でも
「こういう観点で記録はしてるかな?してなかったら次回まで、これだけはカウントしてみて」
とお願いするようにしています(長期的にとか、組織立てて介入している場合は別ですよ。もちろんもっと段取り踏みますが)。
悩まれている先生たちはみな、とにかく何かしなくては、と思っているのです。
まず何か最初に「ぱっとやること」を示せる個人、チームでありたいですね。

長いなあ。全然ぱっと読めない。

この速度は無理。先日久々に研修会講師のお仕事で新幹線に乗り、しみじみ。

トップへ戻る