書籍紹介

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挿絵はもちろん竹内奏子先生です

著者には一足早くということで、この週末に実物が届きました。 「教室の中の視覚支援」は、明治図書さんの「教室の中の」シリーズの1冊なので、基本的に表紙のデザインや、本文構成はある程度フォーマットが決められています。 そのため、写真や図版を大量に使うことはできないのですが(視覚支援の本なのに?というツッコミは無しで...)、本書のみの特別措置で各章の中表紙は...
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2024年上半期ベスト本「全員参加のゲームでつくる特別支援教育の授業」

最近自分の本が出る宣伝ばかりしていましたが、冗談抜きで出るのが7月、つまり今年の後半でよかったです。 なぜなら、今年度上半期の本はこれに決まりだからです。 「(個別のねらいに合わせて評価ができる)全員参加のゲームでつくる特別支援教育の授業」 高津梓・米田宏樹 編著 いや、これは凄い本です。 信州ABA研究会立ち上げ時から、本当にお世話になっている、...
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「教師向け書籍」ランキングで5位になりました

これまで書いたり関わった書籍は、Amazonの「教師向け書籍」というカテゴリーでランキングされたことがないので、大変新鮮。 「特別支援教育」カテゴリーのランキングがわからないのは、ちょっと残念な気もしますが、なんとなく「教師向け書籍」カテゴリーの母数の方が大きいような気がするので、これはかなり名誉なことですね。 著者買い、またはタイトル買いしてくれたみな...
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Amazonでも注文可能になりました

執筆期間が想定外に長かったので、 後は発売を待つだけとなったここ数週間は、 休日や休憩時間に 「教室の中の視覚支援」の仕事をしなくて良いんだ! と不思議な気分になる毎日です。 たくさんの方からすでに予約注文した、という連絡もいただき、 ありがたい限りです。
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本が出ます「教室の中の視覚支援」

明治図書さんの「教室の中の」シリーズの一角に加えていただくことになりました。 いただいたタイトルは 「教室の中の視覚支援」 視覚支援とはそもそも、なんて事を書いたとして、そこに新たな視点を持ち込める力は自分にはありません。 視覚支援や構造化について基本を学ぶなら、本家TEACCH関連書籍以上の物はあるはずもないです。 日本でも、佐々木正美先生の...
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発売中 視覚支援パーフェクト図鑑

すごい特集タイトル。 代表は巻頭言を書かせていただきました。 「今すぐ、わかりやすい視覚支援を!」 ってなんか偉そうですが、明治図書の場合、お題は編集部指定なんですよ、念の為。 盟友佐々木敏幸先生の切れ味するどい文章や実践、 さやか星小の副校長でもある笹田夕美子先生や、 敬愛する高津梓先生、髙原淳一先生の実践まで載っているという豪華特集。 ちな...
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特別支援教育関連雑誌で2ネタ

今月の「特別支援支援教育の実践情報」は新年度に向けて「教師のスキル」がテーマ。 代表も「視覚支援」で2ページ書かせてもらいました。 めくると次のページはいつもお世話になっている高津梓先生がご執筆。 いつもながらのわかりやすい文章。僭越ながら、そこかしこに共通する視点が感じられて嬉しい。 さらになんと今月号から、尊敬する佐々木敏幸先生の新連載「強度行動...
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本を買う

先日、外出先で待ち時間が長かったので、久々にじっくり大型書店を探索。 その時に買った本たち。 「もし友だちがロボットだったら?」は存在自体全く知らなかった。 ある意味イーガン的な表紙に惹かれて購入。 「テクノロジーに利他はあるのか?」はまさに今の自分にとっての問題意識と重なることばかりの目次に惹かれて購入。 篠原氏の本は、出ていることを全く知らず「...
イベント

令和5年度 長野県特別支援学校ICT活用推進実践報告会 オンライン配信

味も素っ気もないタイトル、わかりやすい説明もなければ、ちょっとしたイラストもない。 わざと人目を引かないように作っているのか?と思わせるチラシですが、実は内容は... そんなわけで、すでに全都道府県の教育委員会には発出され、多くの学校に届いているはずですが、うっかりこの告知を見逃している人も多いでしょう。 よく見るとほら、山口俊光先生と中邑賢龍先生が指...
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1月の読書 「駒子」が還ってきた!

例年であれば長めの本に挑戦できる年末年始。 ですが、今年は色々あってほとんどまとまった読書ができず。 とはいえ、印象的な本はたくさんあったので、そこからいくつか。 まずは、代表・画伯・しましま氏などのSNSに同時に現れて 「長野県の課題図書?」 と他県者に訝しがられたこの本。 実はこれ、上記3名に加えてオオツボの4名が、正月早々奥田健次先生にお会...
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我ら異端技術部隊

やっと読めたよ、名作の誉高い 「タズー惑星の地下鉄」を! SFマガジンで一度訳されたきりで、日本のアンソロジー等には収録されていなかった作品。 異端技術部隊シリーズと呼ばれる、まあ、要するになんだ、異星人が残した謎の技術を解明するプロの技術屋集団の連作らしいんだけど、そもそもシリーズの中で訳されているのがこの「タズー惑星の地下鉄」だけなので、全貌は全然...
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元の題名は「コロンブスの不平等交換」

あまりに忙しいと、まとまった時間で本を読むことが難しくなります。そんな中でも活字中毒者は何か読まずにいられないのですが、小説はやめておいた方が無難であることは、過去の経験でだいぶ学びました。移動中は大体ノンフィクションか、最低でも短編集です。こちら、単行本時に気になっていた本が文庫になったので、新幹線の乗り継ぎや飛行機の待ち時間に読みました。
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原点回帰

刊行開始当時は、ちょっと思い切れず購入しなかった、フレドリック・ブラウンのSF短編全集。先日立ち寄った都内の書店に、状態が良い全巻揃いがあったので、思わず購入。かなりの作品は既読だが、いつ全て読めるのか。
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「差別を内包した日本社会への過剰適応」

一時期ほどには、笠井潔の文学評論以外の評論を追いきれなくなって久しい。これも去年出た本だが、しっかり読み終えたのは最近。この間に世界情勢はさらに悪化の一途を辿ってしまっている。第2章は「あの事件」(最近関連映画も公開された)に触れている。あの犯人の人物像を、タイトルの様に表現した笠井御大の相変わらずの鋭さにひれ伏す。いわゆるインタビュー本なので、これまでの...
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完結「日本ハードボイルド全集」

刊行途中で編者の一人である、偉大な書評家・北上次郎氏が逝去されたことで、一時は全巻出ることはないのではないかと危ぶまれた「日本ハードボイルド全集」が9月に完結しました。生島治郎氏、大藪春彦氏、河野典生氏、結城昌治氏が入るのは当然として、仁木悦子氏と都筑道夫氏が入っていることがこの全集の特徴であることは、誰もが認めるところではないでしょうか。「冷えきった街」...
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「夢みる宝石」は、まさに物語の結晶

スタージョンの大傑作が、ちくま文庫で新訳に。 タイトルや導入部から、よくあるファンタジーかと誤解されそうだが、そのメインアイディアは実はかっちりSF。個性的で魅力的な登場人物たち。連続する意外な展開。時折り挿入される、理解し難い状況。そして物語は怒涛のように予想もしない結末に着地する。マイケル・コーニイやトム・リーミイ、さらにはジョン・ヴァーリィにも...
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「自分」という物語に向かって「開いた窓」

津村記久子さんの「サキの忘れ物」を読みました。「サキ」という名前には即座に反応するので、文庫新刊の棚で見つけてすぐに買ってきた物です。いわゆる純文学は細かくチェックしないので、3年前に出ていた短編集の文庫化でした。表題作「サキの忘れ物」の作品紹介を裏表紙から引用。自分には何にも夢中になれるものがないー。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常...
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共感することと、共感を表現すること

7月末に岡耕平先生がTwitterで(あくまでTwitterで)紹介されていた本。岡先生のお勧めですから、迷わず注文。特に「勉強になった!」と素直に感じたのは第3章。特に先日の話題に絡めて「ああ、そういうことだよね」と腑に落ちる表現が多数あり、すっきりしました。以下、引用(文意を損なわない範囲で一部省略)。心の理論は元々、かなりモジュール的な方式で概念化さ...
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12年経ちました

明日はスティーブ・ジョブズの命日ですね。なくなった当時はそれこそ「カリスマの早すぎる死」。狂騒的に扱われました。その華麗かつ数奇なキャリアに、飛ぶ鳥を落とす勢いのAppleとを絡めれば、ネタには事欠かなかったので、当然です。 あれから早12年。天才的なセンスとコンプラ的にほぼアウトな人間性が合わさった、面白エピソードはあっという間にエンタメ的に消費さ...
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「サリーとアンの課題」で自閉症をわかったつもりになるな

↑この題名はかつての自分や、自分と似たような思考の袋小路に陥り易い人に言いたいことです。名著と言われながら版元の倒産で長らく入手困難であった「ことばと行動」が復刊されました。 自分がこの本のオリジナルを手に取ったのは、ずばり第9章の奥田健次先生の『認知発達と言語行動:「心の理論」研究から』が読みたかったからです。当時どんな文脈で論文を追っていたのかは...
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鵼の碑

皆が半ば諦めていたであろう、京極夏彦の百鬼夜行シリーズ、最新作「鵼の碑」が出た。前作「邪魅の雫」から17年。もう絶対に出ないと思っていたが、出た。個人的なシリーズ最高傑作「絡新婦の理」は、ATACで高松に向かう飛行機の中で読んでいたような記憶があるのだけれど、微妙に時期が合わない気もする。今のこの忙しい中、果たしてこんな自立するような本が読めるのか。 ...
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ROCA

タイミングを逃して、なかなか入手できなかった「ROCA」を続編(というか補遺集というか)が出たのを機に両方購入しました。A新聞の読者ではないので、新聞朝刊4コマ連載内連載という特殊な形態で続けられていた物語をリアルタイムで追っていたわけではありませんが、吉川ロカというキャラクターがいかに愛されたかは、これを読むとよくわかります。売れて当然、みんなが待ってい...
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実践みんなの特別支援教育 9月号「みんミニ手帳のその後」

学研「実践みんなの特別支援教育」は、創刊50周年企画で、「みんなのミニマム手帳」(略して「みんミニ」)が毎月ダウンロードできます。代表が基本デザインをして、画伯が月毎の季節のイラストを提供しています。画伯の新作イラストを楽しめるだけでも楽しい企画ですが、本当に使いやすい手帳テンプレートに仕上がっていると思います(最終的にデザインをまとめてくださっているデザ...
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夏の課題図書その1

研修シーズンは、電車での移動が増えるので、その間に色々できるのがありがたいですね。多くの場合はスライド修正をしていることが多いですが、隣の席に人がいる時は主に読書してます。読まなくてはならない本が大量にあるんですが、移動中はあまり大きい書籍は持ち歩きたくないので、基本は文庫か新書になります。SFやミステリの老舗、早川書房が今年新レーベル「ハヤカワ新書」を開...
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おっけーぐるぐる

自分も昔から小さな子の言い間違い、聞き間違い収集が大好きなので、この本は最高の1冊でした。今更ですけど、ご紹介。ちなみに、身近な所で採取した聞き間違いで一番好きなのは「金に目が膨らむ」です。なんか分かる!
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「特別支援教育の実践情報」にDropTapの紹介記事執筆

アプリの概要で2ページ、実践事例を2事例で2ページと、たっぷり4ページも書かせていただきました。アプリと教材の特集ということで、なかなか実用的な記事が並ぶ1冊となっています。ちなみに最近はICT関係より、個別課題の設定や教材作成などで研修会講師に招かれる事も増えました。当然のことながら、自分も立松英子先生の著書からたくさん学ばせていただいてきました。先生の...
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復活!「わたしのおんなの子ノート」

長らく品切れだった「わたしのおんなの子ノート」が、久々に増刷され、「エルピス・ワン」さんの通販で取り扱っていただくことになりました。ドロップレット・プロジェクトのデザイナー竹内さんが、本業の養護教諭の知見を生かして作った、素敵な教材です。元々竹内さんが以前勤務していたS養護学校で、教育相談担当のK先生(長野県ではとーっても有名な先生)の依頼で作成した物を、...
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「これ食べたら死む?」

子供達の可愛い言い間違いから「子どもは一般化の名人」という視点を提示して、言語獲得のメカニズムについて楽しくリアルに教えてくれた傑作「ちいさい言語学者の冒険」。その広瀬友紀さんの新刊「子どもに学ぶ言葉の認知科学」が出ました...ごめん、嘘です。出てました。1年前に。著者の息子さんのリアル珍回答を切り口に、次々と言葉の法則や性質について楽しく解説してくれる超...
その他

知ってた

某書より。何かの研修で引用しようと思って、撮影したまま忘れていた写真。だよね。知ってた。ここに書かれていることと、若干ベクトルは違うのだけど、自分はあくまで「いかに子どもが主体的に使っているか」を端末活用の評価基準にする。
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夏の葬列

国語の教科書に採用されているせいで、山川方夫の作品の中で圧倒的知名度を誇る「夏の葬列」。ご多分にもれず、自分もガツンとやられたクチなんですが、中2の当時はちょうど山川作品が書店には無くなっていたタイミングだったようです。他の作品を読む機会には恵まれませんでした。ようやくにして、集英社文庫から傑作選が出たのが1991年(370円...流石にこれは当時としても...
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