書籍紹介 人力計算機と代理戦争:劉慈欣「円」 劉慈欣の「三体」は、個人的には苦しく味気ない3年間を支えてくれた最高のエンターテイメント作品であり、その大ヒットは爽快だった。 その作者の第一短編集(日本独自編集)。凄く懐かしいテイスト。かつて日本のSF作家第一世代が作品を量産していた頃の熱量に近い物を感じる。短めの作品が多いので、スラスラ読め、駄作は一つもない。表題作であり最高傑作の「円」は、他ア... 2021.12.28 書籍紹介