2023-10-08

書籍紹介

「自分」という物語に向かって「開いた窓」

津村記久子さんの「サキの忘れ物」を読みました。「サキ」という名前には即座に反応するので、文庫新刊の棚で見つけてすぐに買ってきた物です。いわゆる純文学は細かくチェックしないので、3年前に出ていた短編集の文庫化でした。表題作「サキの忘れ物」の作品紹介を裏表紙から引用。自分には何にも夢中になれるものがないー。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常...
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