書籍紹介 生命は「対話」を求めている 「法治の獣」は長野に戻った4月に買った。正直「買おうかどうしようか」と迷ったが、表題作のいわゆる知性を持たないのに、あたかも罪と罰の概念を理解しているように振る舞う獣が、なぜそのように振る舞えるのか、という魅力的な設定には抗えず買った。昨年の年間ベストSFにも選ばれるほどの注目作となるとはその時は思いもしなかった。 正直、これをすんなり読めるのは、あ... 2023.03.13 書籍紹介