12年経ちました

明日はスティーブ・ジョブズの命日ですね。
なくなった当時はそれこそ「カリスマの早すぎる死」。狂騒的に扱われました。
その華麗かつ数奇なキャリアに、飛ぶ鳥を落とす勢いのAppleとを絡めれば、ネタには事欠かなかったので、当然です。

あれから早12年。
天才的なセンスとコンプラ的にほぼアウトな人間性が合わさった、面白エピソードはあっという間にエンタメ的に消費され尽くしました。
よほどのことがない限り、ジョブズがAppleをクビになった後の、復活までの雌伏の時期のエピソードは振り返られる事はありません。復活以降の面白さに比べたら地味ですからね。

ですが、ドロップレット・プロジェクトのウェブサイトをリニューアル前から、ずっと読んでくれている方はご承知の通り。代表はとにかくNeXT時代のジョブズに対して、未だに尽きせぬ魅力を感じています。NeXTのOSになぜMachカーネルを採用したのか一つとっても、もっともっと深く掘り下げた文章が読みたいと思っている次第です。

手元にはたくさんのジョブズ本がありますが、これは生前に出版された本。2007年のiPhone発表あたりまでの軌跡をまとめた本です。
物事がうまくいっていない時には、この見開きを振り返りに限ります。
そんな風に勇気づけられているうちに、まもなくジョブズが亡くなった時と同じ歳になります(個人的な話ですみません)。

トップへ戻る