本が出ます「教室の中の視覚支援」

明治図書さんの「教室の中の」シリーズの一角に加えていただくことになりました。
いただいたタイトルは
「教室の中の視覚支援」

視覚支援とはそもそも、なんて事を書いたとして、そこに新たな視点を持ち込める力は自分にはありません。
視覚支援や構造化について基本を学ぶなら、本家TEACCH関連書籍以上の物はあるはずもないです。
日本でも、佐々木正美先生の本やハルヤンネさんの本、最近では佐々木敏幸先生の本など、名著をあげ始めたら枚挙にいとまがありません。

では何が書けるかといえば、それはもう実践、実践、実践のみです。
視覚支援に否定的な人がまだまだ跳梁跋扈する「学校」現場において、魑魅魍魎に対抗しつつそれを実践すること。
ひたすら実践を続ける中で、見えてきた導入のポイントをできるだけわかりやすく整理したつもりです。
その意味では実践のポイントの解説の部分だけには、自分のオリジナリティを発揮できたかもしれません。

なので、視覚支援を広く知る本というよりは、このシリーズの題名通り「教室の中」でどう実現していくか、もっと言うなら、僭越ながら
「よりよい視覚支援実現のために、一緒にがんばろうよ」
とよびかけている本だと思ってください。

依頼を受けてから20ヶ月。
約束よりも大幅に遅れた原稿をひたすら待ってくれた編集様には頭が上がりません。
執筆途中に他社様から数件の原稿依頼も頂いたのですが、それらはお断りするしかなく、なんか色々チャンスを逃した感もあります。かなり似た内容の書籍依頼もあり、それは他の先生にお願いしたケース(残念ながら実現には至りませんでしたが)さえありました。

とまあ、何はともあれなんとか形になりました。
みなさまのお手に届けられること、そのためにご助力くださった方々に感謝しかありません。

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