代表は性格が悪いなどと言うフェイクニュースを書いている場合じゃなかった。
大事な話を書くのを忘れていました。
ドロップレット・プロジェクトが生み出したDropTalkが、H社単独の管轄となったことは、もちろんそれなりの痛手はあったわけですが、まあそれはこれまで何度も書いてきた通り。
自分達は自分達で心機一転、新しくDropsセントリックなアプリを開発すればいいのさ!と前向きだったのですが、問題はアプリのアイコンと名称でした。
H社には、Dropsあっての「Drop」Talkなので、名前をお返しいただきたいこと、水滴アイコンも、ドロップレット・プロジェクトがずっと使っているCIなので、使用をおやめいただきたい旨お願いしました。後者については同意いただけて、あの素敵なDoorTalkアイコンになったわけですが、名前についてはご承諾いただけませんでした。
実は性格が悪いと言う噂もある代表なので、DropTalk表記じゃなくてドロップトーク表記にするか、とかDropTalk By Droplet Projectにするか、とか色々考えておりました。初期開発コードネームはシン・ドロップトークでしたし(酷い名前だね)。
でもまあ、よくある発想で、開発中は「DropSpeak」で決まりかけていました。
まあ、名は体を表すという意味ではOK。Dropに続く単語がSから始まるのも、Dropsとの合成語という感じで良い。
でもですねえ、正直かっこよくないじゃないですか。DropSpeak。
何より「今までより名前が長くなる」のが嫌だったんですね。
代表の大好きなバンドにThe Cultってのがいるんですが、この人たち、デビュー当時は
Southern Death Cult で、次に
Death Cult になって、最後に
The Cult になってブレイクしました。
というわけで、名前は短くするのが正義というのは、80年代ボジティブ・パンクの勇、The Cultに学んだ生活の知恵。
実はDropTapという名前は、前触れもなく、ある日突然浮かびました。
発語が困難な子が、iPadの画面をさかんにタップしている映像が浮かんで
そうか、この子がやっている行動自体はTapなんだよな。
Tapが言葉に変わるよ。
変える手段を作ったよ。
それを使ってコミュニケーションしよう、
というのが自分達のメッセージだったじゃないか。
と、ものすごく明確に言語化されたのです。
じゃあ、DropTapだ。
なんだ、答えは単純だったじゃないか。
DropTalkより短いし(そこかい)
ドロップタップ。
発音の快感まである。
記録を確認すると、メンバーにこの名称を提案したのは10/31でした。
幸いメンバーにも好意的に受け入れてもらえたので、この名前に決定。
以上、DropTapという名前が生まれた顛末でした。