どんな学校にするべきなのかは、子供たちが教えてくれる

開校から最初の1ヶ月がまもなく終わります。
大変ですか?忙しいですか?と問われれば、
正直忙しいし、いろいろ大変な1ヶ月でした。

特総研の、特に2年目の忙しさも結構なものでしたが、その時とは全然違います。
当時は書類作成や企画遂行の重圧がすさまじく、夜な夜な蕁麻疹に悩まされたりしたものです(まあ、世情もコロナ禍真っ只中でしたし…)が、今はそういう身体的、心理的な気持ち悪さは微塵もありません。

子供たちの素晴らしい姿や、そのために頑張る先生たちの姿、その背後にある努力と実力とセンスの輝きを見ていると、まさに1日の疲れも最後は浄化されるようです。
今週の教務会の最後に、副校長、教務主任と4人で
「なんだか歯車が噛み合いはじめましたね」
と笑い合えた時間は、自分の支えになるように思います。
写真はその直後の窓からの風景。
げに美しき青沼の夕暮れ。

多分近いうちに本校のSNS等で、1・2年性の図工の共同作品が紹介されるのではないかと思います。
それが掲示されるまでに実際に観た先生方の準備の様子、授業での子供たちの姿、そして後で聴いた子供たちのエピソードから、自分の中でもあるべき「さやか星」像が少し明確になってきました。
個々の子の特性や興味関心に合わせた活動の展開。それは好き勝手にやらせることではもちろんなく、同じ場と同じテーマの中でもそれをのびのび伸ばし得るような教材・教具の工夫と場の調整。一人一人の一つ一つのステップは不完全でも、適切なサイズで構成した集団内で明確なターゲット行動を設定してあれば、その差異自体が協働的な学びになるという授業のヒント。それを自分に教えてくれた気がしています。
まさに「どんな学校にするべきなのかは、子供たちが教えてくれる」のです。

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