「教員の専門性」とやらに対して、僕たちは何をするべきなのか?:明星大学講義レポ#4

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明星大でおしゃれなランチ。ごちそうさまでした。
そのすぐそばに「まむし生息地」があるシュールさよ

講義終了後佐々木先生の部屋で色々話をさせていただきました。
国立特別支援教育総合研究所での研究員時代、佐々木先生の勤務校であった港特別支援学校には何度も呼んでいただき、授業のコンサルや、研究会での講演をさせていただきました。そういう間柄なので、話は自然と授業改善のための授業研究・教員研修の話になっていきました。
特別支援教育に限らず、教員には一定レベルの専門性が求められることは言うまでもありません。それでいて、こと特別支援教育においては障害に関する基礎的な知識や、支援に関する技術が十分に浸透しているかといえば、必ずしもそうではありません。
すでに現場にいる者に対しては、校内研修や研究会などを通して専門性の向上を目指す事はもちろん必要でしょうし、それ以前に教職課程で学ぶ内容もさらに精選と高度化が求められているのかもしれません。
いずれにしろ、課題が山積なのはわかりきっています。
ただ、こう言った話題になると「今後の課題」とか「私たち一人一人がしっかり考えていくべきこと」とか、決まり文句でお茶を濁すだけの「専門家」が多い事も事実なのが残念です。
また、代表がSNSなどではいつも書いている事ですが、自分の知っている範囲だけの「教育現場」を一方的に一般化して、勝手に「やる気のない教員」とか「知識のない教員」像を作り上げて批判するのは困ったものです。
恐ろしいことに、ほぼ全ての日本人がかつてはみな「児童生徒」だった経験があるので、
ほぼ全ての日本人は「教育について知って」いて、語る資格があると思ってしまうので(まあ、思うのは自由だし、そもそも権利も資格も何もないんですけどね)、それぞれがそれぞれで作った「ダメ教員」像叩きを始めるような場面もあります。
もちろん、それは教員間でも起きている、いまここにある地獄なのです。
仲間が仲間を叩き、内部にある特定の集団を否定しているようでは、その組織がまともに機能することはありません。
研修を受けている、学んでいる、という自負がある人ほど「学ばない」「情報をアップデートしない」教員を蔑み、攻撃してしまうこともあります。

では、どうするのか、というのは佐々木先生とのよもやま話のメインの話題でした。
自分で言うのもなんですけど、僕たちは「それが課題ですよねー」なんて緩い話では終わりませんでした。自分たちなりの結論、ひとまずの方向性が共有できた事は今回の旅の収穫でした。あ、見ている所は同じなんだな、自然と結論は一緒になるのか、という安心感にもなりました。佐々木先生も発信していかれるでしょうし、自分もすでに始めている事なので、いつかまた
「そっちはどうよ?」
なんて話ができると良いなと思いました。

めちゃくちゃ長いですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

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