何をするべきか考える時に、立ち返る場所

こんな本を古書で入手しました。
Appleの故事には相当詳しい代表ですが、詳しすぎて、この本が出た当時は購入する必要はあまり感じませんでした。

この本が出てから6年後にジョブズが亡くなります。
そのカリスマ性故に、多数の伝記やドキュメンタリーの類が世に送り出されましたが、10年の時が過ぎ、それらも歴史の波に消えて行こうとしています。

これから先残るのは、誇張された人物像や、後の人間が遡って語る、歴史のifばかりになるでしょう。Appleの歴史は、クックやジョブズ、せいぜいがウォズニアックのエピソードをもってのみ語られる事になるわけです。歴史的な製品は、iPhoneであって、Macではなくなるのでしょう。

ですが、自分はいまだに
「なぜジョブズはNeXTにMachを選んだのか」
というような事が延々と気になるタイプです。ですから、少なくとも自分にとっては、今の広義のコンピューティングを考える時、そしてそれらの支援機器としての活用を考える時に、戻るべきは今に続く最初のUI革新の、この時期と人なのです。

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