仙台と深く結びついている個人的な思い出は、ハイパーカードによるスタック開発です。
彼の地には、ドロップレット・プロジェクトの設立メンバーである川辺君がいるのですが、初めて彼を訪ねて仙台に遊びに行ってから、30年弱の月日が経ちました。
初仙台行きでは、まだ買って間もないPowerBook100を携えて行きました。
揃ってテクノロジー好きの二人なので、松島や石巻を回る観光中に、わざわざISDN対応公衆電話(グレーのやつです。覚えている人いるかな)につないでパソコン通信にアクセスしたりと、妙なことをしていました。
本当に楽しい旅でした。
旅をしながら、公園や電車の中でリアルタイムでハイパーカードのプログラミングをして、旅日記スタックを制作していきました。当時ハイパーカードのスタック作りを独習していた自分にとっては「ひとまず作品を完成させる」という体験は非常に貴重でした。
その時作った「仙台河馬日記」は手元にデータがありませんが、その後間も無く初めての「障害者支援用スタック」KOJIMAXの初期ヴァージョンを完成させることになります。
ドロップレット・プロジェクトは、常に何かを開発しているグループですが、実はその魂のふるさとは仙台にあります。