おめでとうございます(西式先生と、すべてのミステリファンと、SFファンのみなさんに祝福を)

というわけで、3回に分けてレビューさせてもらった西式豊氏のデビュー作
「そして、よみがえる世界。」
本日無事発売日を迎えました。
迎えたはずです。
というのも、代表は今日は久々に古巣の国立特別支援教育総合研究所に出張で、書店をチェックする時間がなく。残念。
ブログを読んでくださっていた方は
「ずいぶん代表入れ込んでんなー」
と思われたかもしれませんが、最初にも書いたようにゲラの段階から読ませていただいたのは、監修者としてお声がけいただいていたからなのでした。

こんなきっかけをいただいたのも、遡れば信州カンファで「SF、テクノロジー、障害観」という与太話を数年にわたってやらせてもらったり、それを聴いていたK社長(みんながお世話になっているあの書店の)がある方と引き合わせてくれたりと、様々な人の縁がつながった結果なのでした。

それにしても、かつてのSF少年であった頃の自分に
「40年後のお前は、相変わらずSF小説を書き上げることはできないし、相変わらずなんの才能もないまま、残りの人生の坂道をよたよた下る一方だが、才能ある作家のデビュー作に、ほんのちょっとだけ手を貸すことはできるぞ」
と伝えることができたら…あ、いや、わざわざそんなこと言うために過去への旅をする必要ないですね。タイムトラベルの無駄遣い。
それはともかく、そんな凡人でも、愛するSFとミステリというジャンルに少しばかり恩を返せて、こんなに幸せな事はありません。
改めて、西式先生、受賞と出版おめでとうございます。
ブログ読者のみなさまには、晩秋の夜長にぴったりの極上のエンターテイメント、自信をもっておすすめします。

ありがたやありがたや。

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